当事業所は主な就労活動としてWebサイト構築、パソコンセットアップなどの活動を行っています。
こころの樹穂高
TEL:0263-88-8725

チビ畑 出荷編

こんにちは、こころの樹です。今回は私たちの畑で収穫した野菜の収穫後~出荷までの過程を紹介します。収穫の様子については収穫編をご覧ください。

 

売り場

畑で採れた野菜はVif穂高さん(以下敬称略)へ出荷しています。

Vif穂高の建物です。私たちだけではなく他の農家さんもここに野菜を出荷しています。

 

個数確認

Vif穂高は昼頃に来客のピークを迎えるため、その時間帯に出荷できるように収穫作業は午前10:30~11:00辺りを目処に終わらせます。収穫作業が終わると出荷担当は一足先に事業所へ戻り、採れた野菜の数を数え、出荷準備に移ります。

収穫した野菜の数を数える様子です。どの野菜がいくつ収穫できたかを確認するのも大事な工程です。

7-8月はピーマン、しし唐、ズッキーニ、ミニトマトの収穫量が多かったですが、最近はピーマン、オクラ、ゴーヤの収穫量が多いです。

 

畑で収穫した野菜全てを出荷できるというわけでは無く、その中にはサイズに過不足があったり、虫食いがあったり、傷んでいたりと様々な理由で出荷できないモノもあります。勿体なく感じますが、自分が消費者の立場で考えるとそういう野菜はあまり買いたくないので仕方のない事ではあります。出荷できないけど食べれる野菜は事業所の利用者が各自持ち帰ったり事業所で消費して少しでも捨てる野菜を減らす努力をしています。

 

袋詰め

出荷できる野菜の選別が終わると袋詰めに入ります。一袋の量は大体決まっていますがその日収穫した野菜の個数によって変動します。

袋詰めの様子です。

ちなみにオクラは素手で触ると毛が刺さって痛いです。ナスは色素が爪に付着します。

 

 

袋詰めをしたらラベルシールを貼ります。こころの樹の野菜はこのシールが目印です。

農薬化学肥料を使わずに野菜を育てていますので安心できる野菜です。



野菜は工業製品ではないので収穫数は毎日違いますし、サイズも一定ではありません。また収穫量や成熟具合も様々な要因に影響されるため必ずしも上質な野菜が収穫できるとは限らないのです。実際今年の暑さでミニトマトは全体的に小ぶりでした。

 

出荷

袋詰めが終わるといよいよVif穂高へ出発します。到着後は専用のマシンに作物と値段を打ち込み、値札シールを印刷します。

マシンの入力。品目、値段、枚数、生産地を入力して値段のシールが印刷されます。

スムーズに作業できるように出荷準備の段階でボードに一袋ごとの個数に応じて値段を計算しています。

 

値札シールを野菜の袋に貼り、売り場に置けば出荷は完了。後は売れることを祈るのみです。帰る前に出荷を取り下げられた野菜が無いかを確認します。もしあった場合は職員の判断でもう一度出荷するか引き取るかを決定します。

売る側としてはやはり多少高く売りたいですが、消費者としては少しでも安く多く買いたいもの。野菜の値段も他の農家さんから出荷されたものに合わせ調整しています。私たちの野菜は他の農家さんと比べるとサイズが小さかったり採れる量が少ないです。なので割高に感じないように都度、値段を調整しています。

上の写真がナス、下の写真がオクラの陳列の様子です。この時に他の農家さんとの出来栄えを比べて値段を調整したりします。

 

感想

出荷作業に携わった感想ですが、最初は日によって一袋の量が一定ではないこと、それに伴い値段も変動するのがアドリブ感の強い作業であまりやりたくない作業ではありましたが、今では手順が分かったことで以前よりも積極的に携われるようになったと感じます。それと同時にせっかく育てた野菜が人間にはどうにもならない事で出荷できなかったり、傷んでしまったりすることに対して自然の厳しさや無情さを知る経験にもなりました。

出荷作業に携わった他の利用者さんは、毎日野菜が成長して収穫サイズまで大きくなり、色やサイズが様々なことを新鮮に思う。普段計算をしないので値段の計算に戸惑ったりすることもあると感想をいただき、また最近はピーマンがよく採れるとも話してくれました。

 

さいごに

職員の方や利用者が丹精込めて育てているので売れると嬉しいですし、モチベーションにも繋がります。是非Vif穂高へ足を運んで私たちの野菜を手に取っていただけると幸いです。

 

おまけ

自家製の無農薬小麦粉も出荷しています。こちらも手に取っていただけると嬉しいです。