当事業所は主な就労活動としてWebサイト構築、パソコンセットアップなどの活動を行っています。
こころの樹穂高
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本郷畑

まだまだ毎日暑い日が続いていますね! 

今回はこころの樹のもうひとつの畑、本郷畑について書きたいと思います。 
まず今月までの作業をざっと紹介します。 

 

4月中旬、耕運を開始。
耕運機の使い方を教わりながら、取り組みました。 
耕運機は小さいサイズですが、けっこう重いです! 

耕運機

 

5月に入ると畝立て。 

畝立て

 

そして後半。この畑の最初の定植は九条ネギでした。 

九条ネギ

 

5月末には里芋を定植しました。下の写真は購入した苗(24株)と去年の種イモです。
種イモは芽が大きいものから選んで植えていきました。芽が土に埋まらないように気を付けながら作業しました。穴を掘る深さを調整するのが意外と難しかったです。 
里芋は水を多く必要とする作物ですが、この畑には水路がないため水やりはせず生長を見守る予定なので、ちょっとドキドキです。 

里いもの苗   種芋

 

さつまいもも定植しました。 
今回は、去年の芋から発根した苗12本と購入したサツマイモ苗25本です。

さつまいも苗

 

6月には、里芋とさつまいも、九条ネギに草マルチをしました。 

草マルチ作業風景   草マルチ①

草マルチとは、昔から行われている方法で、刈り取った雑草を畝の上に敷いて覆う農法です。最近では一般的にビニール系のマルチが使われることが多いですが、自然農を目指す中で積極的に取り入れています。

草マルチは、作物の日照を確保するために除草して、その草を根元に敷くことで保水性を高めます。
 
草マルチを敷くと、次の草の発芽が抑制されます。
 

はじめて草マルチをしてみて、二週間たった頃に枯れて体積が減った草マルチをはがすと、土が湿っていました。
草の発生率も草マルチのない場所より低かったです。
草マルチは有効な方法だと感じたので、これからも続けていきたいと考えています。

 

今月は九条ネギの植え替えをしました。 
まず耕運機で畝立て。 

耕運機

 

掘り出した九条ねぎを立てた畝に植えていきました。全部で81株でした。 
この作業も里芋の時と同様に、深さの調整が難しかったです。深すぎるかも?と思うくらいが、丁度よい深さでした。 植えた後に、ネギの軟白部を伸ばすために成長点(枝分かれしているところ)の下まで土寄せしました。 

九条ねぎ植え替え①  九条ネギ植え替え②

 

5月末に定植した里芋も順調に生長しています。種いもの方は、水不足の影響か生長している株は少ないですが、頑張って生長していて、たくましさを感じます。 

里いも08

 

 

今回、本郷畑の作業に多く関わっている利用者さんからお話を聞きました。 

 

Q. 畑作業で印象的だったことは?

A. 最も印象的だったのは暑さです。ファン付きベストを着用していても全身汗だくになるほどでした。作業中は曇りに なることを祈り、風や少しの雨があると心の中で歓喜していました。

 

Q. どんな作業を担当しましたか?

A1. 主な作業は、ビーバー(刈払機)での草刈りでしたが、ビーバーの扱いは思ったよりも難しかったです。特に狙った高さで切るのが難しく、最初は「高刈り」と言われて意識的に高めに刈ったところ、高すぎてしまい、翌週見たらどこを刈ったのかわからないぐらいすぐに草がボーボーになってしまいました。 また、うまく制御しようと腕に力が入ってすぐに疲れていました。 しかし、少しずつ慣れるにつれて無駄な力を使わないようになり、高さも少しずつ安定してきています。まだまだ上手に扱えてはいませんが、うまく刈れたときは楽しさを感じるようになってきました。

A2. 作物は里芋とネギに少し関わりました、6月頃に草マルチを敷いたのですが、8月になって見てみると、草マルチがない箇所は雑草が生い茂っている中、しっかりと草マルチがある箇所は雑草の発生が抑えられていて感心しました。作業は失敗しながらですが、少しずつ経験値を積んで、体力をつけて、前よりちょっと良くなるよう頑張っています。 

 

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実際の作業を担当しながら工夫している姿が浮かんできました。周りのみなさんが頑張っている姿を見て、私自身も良い刺激を受けてより良い作業ができている気がします。また作業を進める中で、周りと協力することの大切さを日々学んでいます。 私もみなさんと一緒に成長していけるように、これからの取り組みもひとつひとつ大事にしていきたいです。   

 

次回はちび畑、収穫編です!