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こころの樹穂高
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ちび畑歳時記 I 続

ちび畑歳時記 I


種の話の続きをします。

種たち



カボチャの種

カボチャの収穫目安は、ヘタのところの茎が緑色からコルク質へ変化した後に、収穫し一ヶ月ほど寝かした後に出荷したり調理したりします。

調理時に切り分けたカボチャは、果肉と種を分けてから目的の大きさに切り分けます。
私は大きめの丸スプーンで掻き取り、種を水切りザルにまとめておきます。
調理の合間を見て、ザルの種を流水で洗い種の塊をほぐして水を切っておきます。
水がある程度切れたところで、平たいザルにキッチンペーパーを敷いて、その上に種を広げて置きます。
この時に種の厚みが薄い殻ばかりで中身のないものは排除していきます。

カボチャの種

並べ終わったら風通りのある雨のかからない場所で干します。
干している間にも、時々乾燥具合や種同士の固着を観察していきます。
乾燥が終わったら、もう一度種を触って殻の中身が詰まっているものを選別し、紙袋に入れます。



ズッキーニの種

ズッキーニはカボチャの仲間なので、種の洗い以降の手順は同じですが、食べごろのズッキーニでは種が成熟していないので、種採り用の果実は印をして茎にならせたままにし、表面がしなびるくらいまで待ちます。
この時のズッキーニはヘチマのように大きくなっています。
ズッキーニでかい


種採り用に収穫したズッキーニは、長手方向に二つ割りにして風に当てながら干します。
二つ割りにしてすぐにカボチャのように種を掻き取り、水洗いして干す方法と二通りの干し方をしています。
どちらが良いとは言えませんが、経験値的には洗わずに二つ割りのまま干すと、果肉と一緒に種まで腐ってしまったり、洗ってから干すとほとんどの種がカスカスの平べったい状態になったことがあります。
このことから、最近は二つの方法で種を乾燥採取しています。
なお、丸型のズッキーニはF1種なので種採りには不向きです。



ピーマンとシシトウの種

ピーマンもシシトウも初めての種採りでした。
両種とも幹で果肉が赤色化するまで成らせておき、果肉がしぼみ始めたら採取します。

ピーマン種用

どうやって干したらいいかな?と考えて、果肉の加工をせずに収穫したまま・果肉を二つ割りにしたもの、ヘタの付け根で果肉を切り取り種を露出させたものの3種類の形態で乾燥を開始しました。
ししとう種

乾燥途中でそれぞれの状態を観察し、果肉を切除したものの乾燥が圧倒的に早かったです。
二つ割りの種が乾燥したところで、果実から種を払い落とす感じで分離し、半日ほど追加乾燥させてから紙袋に入れて保管しました。



オクラの種

オクラは茎に成らせたまま、サヤが緑から茶色に変色しサヤが長手方向に割れ始めるのを待ち収穫します。
種取り用おくら


このままにしておくと、サヤの割れ目から種が零れ落ちてしまいます。
収穫したサヤは、そのまま追加乾燥させます。
オクラ種


ある程度乾燥させているサヤがたまったところで、マイナスドライバーを使って割れ目を広げ、種をスライドさせながら押し出します。


状態良く乾燥した種は抵抗なくサラサラと流れるようにサヤから外れていきます。
力技でサヤを捻り上げて種を外す方法もありますが、サヤに残る種の量が気になります。
採取した種は追加乾燥せずに紙袋に詰めました。



ゴーヤの種

ゴーヤの実は緑色から黄色に変色し、爆発したように割れて朱色の種周りを露出します。
この状態で観察していると、割れた果実の表面を熟した朱色の果肉をまとった種が滑り落ちていきます。
実が破裂する前に収穫し、長手方向に二つ割りにし種を掻き取って洗います。

ゴーヤ種

この後の工程はカボチャと同様です。
ゴーヤの種には周囲に棘っぽい突起があるので、他の種との見分けは容易です。
ゴーヤの種



モロッコインゲンの種

モロッコインゲンは食べごろを過ぎて、サヤの厚みが12mmくらいになったところを収穫します。
そのまま乾燥を開始し、順次収穫しながら残したい種の数を超えたところで、サヤがカリカリになるまで待ちます。
モロッコインゲン種

乾燥が終わったところで、サヤを手で割りながら種を収穫していきます。
インゲン類は、蔓先で熟成させすぎるとサヤの中身が変質し種を得られない傾向がありますので、サヤの厚みと硬さを手で確認し、収穫・乾燥に進むのが肝要です。

 

 

オオニラの種

ニラは花の時期になると、子葉とは別に花用の茎が伸びてきます。
この茎に花が咲き実をつけるとこの中身が種となります。
花が終わり種の殻がはじけ始めたら、茎ごと切り離し茎の根元を上にして平たいところで乾燥させます。乾燥が進むと種は殻から離れてくるので、このタイミングで殻をゆすりながら採取します。
大ニラ種

ニラは種とともに株が分かつしていく植物なので、大きくなった株を切り分けて定植していく増産方法もあります。


2025年 種保存