チビ畑歳時記Ⅴ. 春植えの花咲始めた苗たちへ♪
春先に定植した苗たちに花が咲き始めました。
それぞれが独特の花を見せてくれて、嬉しい限りですが品種によって対応がかわります。
ジャガイモは品種によって花の色もいろいろあり、観察すると楽しいのですが、この時期は複数立ち上がった芽を整理する時期です。
芽が多すぎると、茎に栄養をとられて芋の成長が遅れがちになるからです。
種芋の位置を確認し、太い目から2・3本を残して他を欠いてしまいましょう。
種芋を中心にして、芽を外側に引っ張って欠くのがコツです。
ジャガイモの花は『芋の成長にジャマ!』と言って、切りとってしまう農家もあります。
九条ネギは春先からネギボウズをつけてきます。
つぼみ程度の小ぶりな頃は、切り取って天麩羅や野菜炒めや味噌汁に入れると、美味しく食べられます。
このまま花が開き種が付くまでおいておくと、可食部分の葉が硬くなると言って切り取っている人もいます。
事業所では種採り用の5-6株を除いて切り取っています。

ズッキーニは最初根元に花が咲き、実をつけます。

最初の実は雄花の花粉を受精せずに成長するため、12cm程度で腐り始め大きくは育ちません。
ズッキーニは自分の株の雄花では受精できないので、複数の株を植える必要があります。
複数株を植えずに「ズッキーニが育たない」と言っている市民農家さんを時々見かけます。
雄花は天麩羅にして食べるところもあります。
受精していないだろうと思われる実がなっていたら、腐る前に切り取って天麩羅にするとおいしくいただけます。
カボチャは苗が30-40cmくらいになると、根元にゴッソリつぼみがついて花が咲きます。

ほとんどが雄花で実がつくことは少ないですが、もし根元で実が成長し始めたら潔く切り取ってください。
これは主幹を太らせるためで、根元から葉の節で八節位を目安に実の成長はあきらめましょう。
主幹が太くならないと、結実したカボチャが大きくなれません。
大豆は15センチくらいまでの高さになったら、芽かきをします。
とても柔らかいので、新しい葉まで取らないように注意しながら作業します。

芽を摘むと、摘んだ場所から新たな芽が2つ出てきます。
芽欠きをすることで、花芽をもつ枝を増やし増収が期待できます。
ナスは咲いた花の数だけ実がなると言われています。
ピーマンもシシトウもオクラも同様の傾向があるようです。
オクラもシシトウも白い花を咲かせますが、ナスは独特な紫色の花弁の中に、オレンジ色のおしべがみえて楽しめます。

事業所のトマトは房成のミニトマトとアイコなので、花の咲いている房にさわるとポロポロと花が落ちてしまいます。
この時期は苗の高さが70cm程度になるまで、橫芽を欠く作業があります。
橫芽とは主幹から伸びた葉の根元から生える、主幹と同様に葉と花芽をつける芽のことで、カボチャと同様に主幹を太らせるために、余分な栄養を消費しないように欠き取ります。

せっかく咲いても人間の都合で摘まれてしまう花もありますが、収穫後に美味しく食べることが供養になるでしょう♪